ローイクラトンまでの道のり3
旅してるとあーひとりだなーって思う瞬間があると思うんです。
人は周りにいっぱいいるのに一人ぽつんと誰も知ってる人がいない。
心細いし、寂しい。旅していると人間って弱いなーって気付かされることが多々あると考えるチロルです。
だから旅マジックって起こりやすいんだろうね。あー旅マジックかかりたい。
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11月某日
4年越しの想いがつまっているコムローイ当日私はお寺巡りをしていた。
チェンマイに来る前にあんまりにも悪いことが起きすぎて精神的に参っていたのもあって、神にすがりつく思いでお寺巡り。私自身は無宗教だし、信仰精神はないし、近所のお寺へは初詣に家族で行ってたけど、それ以外お寺へは観光で行くくらい。今まで宗教にハマったり神様に必死でお祈りしている人を見ては気持ちがよく分からないって思ってたけど、この時だけは「あー!こーゆーことか」って宗教にハマる人の気持ちがわかる気がした。たぶん人はすごい弱った時に何かにすがりつきたいんだと思う。宗教にハマる人はその時にすがれるものがたまたま宗教とか神様だったんだろうな。私もお寺を巡っては神様助けてー!ってお祈りしたけど、効果はあるのやら・・・。
効果はあろうがなかろうが、お祈りしなくてもチェンマイはお寺がいっぱいあってどれでもいいから行ってみる価値ありだと思う。お寺でのんびり過ごしていると癒される気がするから。
私はお寺でのんびりするのが好きで神様にお願い事したあとは境内でのんびりしていた。お寺はタバコが吸えないのが残念だけど。青空の下で日向ぼっこしながら吸うタバコは最高なのに。
プラプラしてたらあっという間に時間になった。16:30にホテルへ行き車に乗り込む。
ぴったしくらいの時間に行ったら友達に「遅いよー!」って言われる。
このイベントはほぼお客さんが日本人らしいためみんな時間にルーズじゃない。
遅れてはいないけど「すみません、お待たせしました。」と言いながら乗車する。
車を1時間くらい走らせてドーイサケットへ到着。
会場では可愛らしい子どもたちがお出迎えしてくれた。
でも、このイベント田舎のお祭り感が漂っている。
規模が小さいのもそうだけど、町内会のお祭りって感じで少しチープな感じがする。
本家の10分の1以下の値段だからしょうがないんだけどさ。
ご飯食べるところも地元の人が色々作って売ってますって感じだし、
お坊さんがお経唱える時も本家は大人数いて圧巻!って感じなんだけど、こっちは3人しかいなかった。別にイベントの意味的にはお坊さんの人数なんて関係ないんだろうけど、私は観光客で本家の写真を見て来ているのでちょっと想像と違うなぁってイメージにどうしてもなってしまう。
あとお客さんの人数も本家よりぐっと少ないみたいなので、思い描いているようなものが見れるのか?って疑問も生まれた。
お坊さんのお経が唱え終わったあとは灯籠流しへ。
灯籠流しは1箇所でしかできないため長蛇の列になった。どこもかしこも日本人だらけでびっくり。本当にどっか日本の田舎のお祭りに来たんじゃないかって気がしてきた。
自分の番になって流してみたらすごい速さで流れていったので呆気にとられてしまった。
写真撮ろうと思ってたのに写真どころじゃなかった。。。
灯籠流しが終わったら会場に戻ってきてお待ちかねのランタンを上げる。
数回にわけてあげるから一人で参加してない限りは写真を撮りあいっこ出来る。
でも、何回もわけてあげるから本家の数より1回にあがるランタンの数はもっともっと少なくなってしまう。
あぁーーーどんどん期待値がさがっていく・・・と思っていたけどやっぱり1度に何個ものランタンが上がってるのを見るとテンションが上がった。
夢中で写真も撮ったしランタンが上がってる最中は
「わーーーキレー!!!」
って声に出して言ってたと思う。やっぱり非日常的空間にいる感じがしてワクワクしていいな。
そんな思いと裏腹にこんな空間に好きな人といれたら幸せなんだろうなぁ。。。と切なくもなった。
追記
友達が本家に行ってて写真をあげてたんだけど、やっぱり本家の方が全然いい!!って思ってしまった。ドーイサケットにいた時は感動したけど、写真で見る限り本家の方が写真映えする。やっぱ10倍以上のお値段がするだけあるってことみたい。
150ドルは高くて払えないし、お金払わないでメージョー大学に侵入する勇気がないし、ちょっと気分を味わいたいって人はドーイサケットのローイクラトンがオススメ。ただそんなに一斉に上がってる姿を見なくても良い、ちょっとランタンあげてみたいとかあがってる姿見たいくらいなら街中でもあがるからそれで十分なのかも。